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公募研究
研究項目 A03
金属・量子井戸ヘテロ界面における動的共鳴現象
松井 裕章(東京大学・工学系研・助教)  本研究は、金属・酸化物半導体ヘテロ界面を用い、光励起下で生成されるCdZnO量子井戸内の電子・正孔対と、金属層との動的共鳴現象に着目する。ファーフィールドや二アフィールドの光計測を軸に、局所ナノ空間下での量子井戸と、局在表面プラズモンとの光ダイナミクスの解明を目指す。
強相関スピンクロスオーバーコバルト酸化物の光誘起相転移の研究
沖本 洋一(東京工業大学・理工学研・准教授)  本研究では、研究対象としてペロブスカイト型コバルト酸化物に注目し、フェムト秒レーザを駆使した時間分解測光の研究を行う。本研究によりCoペロブスカイト系のもつ新しい光誘起相転移物質としての性質を提示し、その光誘起変化の起源を明らかにしていくことを目標とする。
シングルショット超高速分光法による光誘起相転移初期過程の解明
片山 郁文(横浜国立大学)  光誘起相転移の初期過程を解明することは、その相転移メカニズムやダイナミクスを研究する上で非常に重要である。本研究では、シングルショットの分光法を開発することによって光誘起相転移のような非可逆な現象も観測できる超高速分光手法を開発することを目指す。
スピン自由度を持つフェルミ縮退原子気体を用いたクロスオーバー領域の研究
高須 洋介(京都大学・理学系・助教)  本公募研究では、深くフェルミ縮退したスピン自由度を持つ異種原子混合系において、原子間相互作用を連続的に変化させることで、BEC-BCS クロスオーバー領域での物性を実験的に研究する予定である。
積層超高密度量子ドットにおける励起子発光増強機構の解明
小島 磨(神戸大学・工学系研・助教)  歪み補償法を用いることで、高品質な多層積層を実現した高密度量子ドットにおいて、スペーサー層厚を制御することで量子ドットの発光特性を制御できる。このような量子ドットの種々の発光特性を明らかにすることで、様々な光デバイスへの展開に関する知見を得ることを目指す。
半導体ナノ粒子への不純物ドープによるキャリア密度制御と新規発光過程の探索
石墨 淳(奈良先端科技大・物質創成・助教)  半導体ナノ粒子に、ドナーやアクセプターとなる不純物をドープすることでキャリア密度を制御し、時間・空間分解分光などの光学測定によって、ナノ空間において多数電子が関与する光機能の探索・解明を行う。
1次元/2次元複合電子デバイスによるTHz帯単一光子検出器の開発
河野 行雄
(独立行政法人理化学研究所・研究員)
 本研究では、1次元電子系と2次元電子系の複合構造を作製することで、THz帯におけるシングルフォトン検出を目指す。1次元電子材料として、自然形成による微細構造を持つカーボンナノチューブや半導体ナノワイヤを用いることで、量子検出限界に迫る高温動作を可能にする。